
ブランド共同代表
Milky(Miyuki Watanabe)
この世界に確かに存在する
魔法の靴
それは、
ただ美しいだけの靴でも、
ただ履き心地がいい靴でもありません。
人の身体を整え、
呼吸を変え、
生き方そのものを変えてしまう靴です。
私は、
cui cuicoと、岸直子と出会ってまだ3年弱。
今でこそ
共同代表という立場で関わっていますが、
それまではまったく違う仕事をしていました。
グラフィックデザイナーとして16年、
その後メーカーで
プロモーションやブランディングを7年。
「どうすれば人に伝わるか」
そればかりを考えてきた仕事です。
そんな中で感じていたのは、
世の中にある多くの商品やサービスが、
“価値を届けること”よりも、
“消費を生み出すこと”
を目的にしているように見える、
ということでした。
でも、
岸直子のつくる靴は、
まったく違っていたんです。
ただ純粋に、
人をよくしたい。
世界をよくしたい。
そんな想いから生まれているものでした。
「足元から世界を変えたい」
そんな途方もない志を、
本気で掲げている彼女の在り方に触れて、
「私も、この靴を広めたい」
そう思い、関わりはじめて、
今があります。
そんな
私が“本物だ”と思っているこの靴は、
靴の形をしているけど、
靴ではないと思っています。
これは、
肉体を目覚めさせ、
人の表現欲求を開花させる、
“自分をまっとうするためのツール”です。
実際に、
ブーツを履いたときの体感を話すと、
ヒールは約8センチあるのに、
かかとに自然と体重が乗るから、
つま先が痛くならない。
かかとに体重が乗ることで、
身体が前傾せず、骨盤の角度が立つ。
骨盤が立つと、
肋骨が開いて、胸がひらく。
すると呼吸が深くなって、
血流もよくなる。
首も前に出なくなって、
背骨がすっと積み上がる。
広がった首周りや胸あたりは、
力が抜けて筋肉が弛緩している。
気づいたら、
背中がまっすぐになっている。
人の印象って、背中で決まる部分がある
と思うんですが、
それが明らかに変わる。
でも、
この靴のすごさはそこだけじゃない。
人の中にある、
「表現したい」という欲求。
それを引き出す力があります。
日本って、
遠慮とか、無難とか、
そういうものが良しとされる
文化があると思うんです。
だからこそ、
「自分を表現すること」が苦手な人も多い。
でも私は、
どんな人の中にも、
“表現したい自分”は必ずいると思っています。
cui cuicoの靴は、
つま先、かかと、本体…
すべてのパーツを、
その人に合わせてつくります。
そのときに岸直子が聞くのは、
「未来、どうなっていたいですか?」
という問い。
その対話の中で、
本当はこう見られたかった。
本当はこう在りたかった。
そんな“まだ出していなかった自分”が、
少しずつ見えてきます。
そしてそれが、
靴というかたちで表現される。
正直に言うと、
出来上がった靴は、
最初ちょっと勇気がいることもある
と思います。
でも、
履いた瞬間にわかるんです。
ああ、これが自分なんだ、って。
履き心地も、身体の変化も、
これまで味わったことのない感覚だからこそ、
その自分を、
そのまま受け入れられる。
そして不思議なことに、
そういう靴を履いていると、
周りの人から当たり前のように
声をかけられるんです。
「すごく似合うね!」
「素敵だね!!」って。
本当の自分って、
自分より先に、周りが気づいていたりする。
だからこそ、そのビジュアルが
どれだけマッチしているかもわかるんです。
たくさんの素敵な言葉を
浴び続け、
履くたびに心地良いと感じる
身体と心によって
意識が変わり、
行動が変わり、
人生が変わっていく人を、
たくさん見てきました。
やばい、長すぎる(笑)
でももうちょっとだけ続けさせてください。
だからこそ私は、
「履いてもらわないと、
この靴の価値は伝わらない」
そう思っていました。
でも、あるとき、
気づいたんです。
この靴は、
履いてもらえなくても、
人を幸せにできる
靴の存在を知るだけで、
「いつか自分も変われるかもしれない」
そう思える。
それだけで、
人生に、光を灯すことができる。
目の前のことで精一杯で、
どこに向かっていいか
わからなくなっているときに、
「自分の歩きたい道がみつかる靴があるらしい」
「今履けなくても、いつか履ければ私は大丈夫」
そう思えるだけで、
未来が明るくなる。
cui cuicoの靴は
そんな存在になりうる
ってことに気づいたんです。
たとえこの靴が、
1万人にしか届かなかったとしても、
“希望の光”として存在できたら、
何億人にも影響を与えられる。
そんな可能性がある。
この靴は、
本当の自分に出会うための、
“魔法の靴”です。
最初は、
「そんなのあるわけない」
って思うかもしれない。
でも、
ひとり、またひとりと、
変わっていく人を見ていくうちに、
気づいたら、
信じている日がくる。
そしていつか、
“魔法の靴”が、
確かにこの世界に存在するものになる。
その世界を、
本気で見てみたいと思っています。
