私が靴づくりを始めた理由①の続きです。
大学生の時、ロンドンに留学して
ファッションカレッジのシューメーカーコースを受講したのですが
これもロンドンのカレッジのウェブサイトから直接自分で申し込んだので、
私以外の参加者は全員ネイティブの人たち。
授業内容も半分わかるかどうかの、ハードな環境な中、
靴づくりという未知の世界に飛び込んだ
自分のあの時のパワーを、振り返ってみてもすごいなと思います。
衝動のように想いやパワーが湧き上がった時、
行動に移してあげられるかが人生の鍵になるんだろうと思います。
イギリスでは1年ほどの滞在でしたが、
合間にヨーロッパをあちこち旅行したり
帰国前にパリに留学中の友人の寮に1ヶ月くらい入り浸ったりして、、
ヨーロッパの歴史的絵画や建築物、
現代アートやデザイン、美しい自然…
20歳のあの頃に、実物を五感で体験できたことが
大きな糧として、私のものづくりを支えてくれています。
帰国後は、バッグの製造卸の会社に入社して
ゆくゆくは自分でモノづくりをしたいとイメージしながら
まずはつくるためにも売ることを知らないと!と
営業職に就きます。
2年働いて、やっぱり自分もつくることをしたい!
その想いが明確になって
退職し、靴のデザインから製造まで一通り学べる専門学校に入学。
会社も辞めて覚悟は決まっていたので(笑)
とにかく吸収したい、そのまっすぐな気持ちで
学校以外にもパターンの師匠がいると聞けば習いに行ったり、
レザーブランドの販売アルバイトをしたり、
有志の学生で展示会をしたり、
気になる靴メーカーさんに無理言ってアルバイトさせてもらったり、、
自分が思いつく、今できることを、片っ端からやっていた時期でした。
きっと、最初に思った自分の原点、
"ファッションを楽しむことも身体が快適であることも諦めない靴"を
作りたい想いが誰にも負けないくらい強いこと
その想いの強さと、きっと実現するだろうと自分自身への信頼があったからこそなんだろうな、と今振り返ってみると思います。
将来やると自分の中で決めていることがあったら、そのために必要なことは当然準備しようとしますよね。
例えば明日、パーティーしようと決めたら、その準備のために今から買い出しに行こうという感覚に似ています。
やると決めていることだから、叶えるために準備に動くことが当然。
当時はそこまでマインド的なことを自覚していませんでしたが、
無意識に自分の感覚に従っていたんだと思います。
そうして2年間の専門学校での学びが終わりますが。
学校での学びが仕事に直接結びつくことが難しいのは、靴業界でもそれ以外でも同じ。
仕事の実践の中で、より自分自身のモノづくりのために、学んで吸収したい欲は引き続き爆走するのでした…。
次回は、いよいよ cui cuico の靴づくりへのストーリーがスタートするかと思います。
またお読みいただけたら嬉しいです!
2/18(金)-20(日)
cui cuico
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